ワルツ

ペンを持つと

わたしの中の言葉たちが恥ずかしがって引っ込んでしまう

頭を抱えていると

彼らが様子を窺うように窓の隅から覗いてくる

そんな彼らを甘い香りで誘おう

出てきたところで彼らを文字化してしまうんだ

 

こんなことをしなくても出てきてくれればいいのに

そしたら世界は変わるのか

みんなの言葉が自由に踊れたら

良い方向に向かうのか

それとも

悪いところへ行ってしまうのか

今はまだわからない

 

 

 

 

 

 

 

未知

わたしが天国へ行ったとして

いや地獄かもしれないし

三途の川あたりでうろうろしてるかもしれないけど

そうなったらさ

わたしを心の片隅に住まわせて

星空にわたしを探してくれる人は

いるんだろうか

まあそのうち分かるから

どこか知らないあの世から

いたずらでもしていよう

 

 

またの日

さようならという言葉は

はたして悲しいのか

それとも新たな出会いへの扉

とでも言うのか分からなかったから

じっくり見てみたけれど

さ も

よ も

う も

な も

ら も

よくわからなかった